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基本動作 1 礼をする

 筒は順手で、親指と人差し指の間に挟むようにして、筒の中央部あたりを持ち、両足のかかとを揃えて、的の正面に立ちます。

 この時、肘を曲げないようにして、筒の先端は床から5センチくらい離します。次に的を見ます。

 礼をします。礼は上体をまっすぐ伸ばして、30度位(目線は3m位先)倒します。戻す時にゆっくりした動作にすると、丁寧に見えます。この時、筒を床に垂直になるように持ち、大きく動かさないように注意します。

  大事なことは、立ち姿勢が美しいか。礼に意識が感じられるかです。

基本動作 2 構える

 礼が終わったら、両足を肩幅程度に開き、的に対して斜め45度位に、半身の自然体で立つ。筒を水平に保ちつつ、矢が隠れる程度に筒口に入れる。両手の幅は肩幅程度、筒を水平にして両腕を下げ、指先が床を指すようにします。5本の指はしっかり付けます。目線は常に目の高さ一点に定めます。肩の力を抜いて首筋、背筋、腰を伸ばします。

 大切なことは、体を動かさないようにどっしりと構えて軸がぶれないようにすることです。(上半身を腰にのせるようにします)

 

 

基本動作 3 筒を上げる

 鼻から息を吸いながら、3秒で両腕を伸ばして手先で大きく弧を描くように両腕が耳の位置まで上げます。また筒は平行にしたまま動かします。目線は自分の正面の一点に定めて動かさないようにします。背筋を伸ばすようにすれば健康にいいです。(多く息を吸うために、動作の前に、一度息を吐き切りましょう)

 大切なことは、出来るだけたくさんの息をおなかに入れるようにすることです。

基本動作 4 息を吐く

 筒をゆっくり下げながら、口から息を吐き切ります。目を全部または半分閉じて行ってもいいです。視線は下げないようにします。両腕を大きく伸ばし、手先が弧を描くようにゆっくり下ろしながら、口から息を吐いていきます。(口笛を吹くようにすると細く長く吐くことが出来ます)9秒位かけます。大切なことは全ての息を吐き切ることで、両腕を下まで下ろして、指先を床に向けます。その後、ながれるように的に顔を向けます。指はキチンと揃えます。

 大切なことは、筒を下す速度を一定にすることです。そうしないと、美しい動作になりません。

基本動作 5 息を吸う

 的を見たまま、鼻から息を吸いつつ、筒を体の近くで水平に持ち上げ(しゃくりあげたり、筒先を上から下さないようにします)筒を的に向け口にくわえます。筒を3センチ位口に入れ、しっかりとくわえます。

 右手は口元にそっとそえます。左手は肘に遊びをもたせ120度位で手のひらにのせます。手の指はきちっと揃えます。

 目線は終始的を捉えて、必ず両目で的の中心を見ます。

息が思うように多く吸えない場合は、筒を上げるのを少し早めてもいいです。

 両手とも強く握らないようにします。吹いた時の体の動きが、筒に伝わる恐れがあります。特に右手は包むように持ち、左手は筒をそっとのせるだけにしましょう。

基本動作 6 吹く

的をみて、1.2.3のタイミングで「短く一気に」吹きます。

 ※唇で筒を覆う(吹く息をもらさない)ことが重要です。

 口に含むのは、マウスピースの60%から70%位がいいと思います。口をすぼめるのが苦手な方は少し多めに含みましょう。

 ※吹いた瞬間に「下腹がへこむ」のを実感してください。

 ※何気なく吹いても意味がありません。課題を持って吹きます。そうすれば、的に当たっても外れても記憶に残り、経験となって積み重なっていきます。

 スポーツウエルネス吹矢で一番重要な吹くという動作が、しっかり出来れば内臓に刺激をあたえて健康になれるのです。

 その時に大切なことは、多めに息を吸い、切るように筒の中の矢を吹くことです楽器の演奏で一番大切なことは、タンギングつまり切りながら吹くことです。腹式呼吸を最大限に生かすには、切りながら吹くことだと思います。

基本動作 7  息を調える

 吹いたあと的の中心に、意識を残し、息を調えます。

 目線は160センチの高さを保ち、的を見ながら、筒を元の位置に移動して。そのあとながれるように、顔を移動します。大切なことは、矢の行き先などを断ち切ることです。そのあと、6秒かけてゆっくり、ゆったりした気持ちで動作を終えることです。それが、次のいい結果につながります。

 重要なのは、手先が美しい弧を描いているか。筒が平行に移動しているかです。

       

基本動作 8 礼をする

 5本吹き終わったら、正面に向かって両足をそろえ、筒を持ち直して的に向かって一礼します。

(この時重要なことは、吹き終わって安心するため、おざなりになることが多いので、注意が必要です)

 一礼の後、筒を筒立てに置き、的にまっすぐに歩き点数を確認します。

 大会や、試験審査の場合など、数人一緒に吹いている場合は、吹き終わった人は、一礼後、静かに約1m下がって、全員が吹き終わるまで筒を持ったまま待ちます。

 大事なことは、礼に意識が感じさせられるかです。

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